【クイーンS 2025予想】
北の大地・札幌を舞台に行われる牝馬限定のハンデキャップ重賞、クイーンステークス(GIII)。毎年、秋のG1戦線を占う上で重要な一戦となりますが、今年のレース構造は極めてシンプル。
ただ一頭の存在が、レースの全てを支配します。
展開の支配者、アリスヴェリテ
その馬の名は、⑫アリスヴェリテ。彼女の戦法は、後続を大きく引き離す「大逃げ」 。
彼女が出走する以上、緩やかなペースになることはあり得ず、序盤から息の入らないハイペースになることは確定です。
この厳しい流れは、中途半半端に前を追う先行馬たちにとっては悪夢。スタミナを削られ、直線で失速する可能性が非常に高くなります。一方で、後方でじっくりと脚を溜める**「差し・追い込み馬」にとっては、これ以上ない絶好の展開**となるでしょう。
さらに、今年の札幌は時計の速い高速馬場 。ハイペースの1800m戦は、実質的に「長いマイル戦」の様相を呈し、マイル戦で高い実績を持つ馬のスピード持続力が活きやすいコンディションです 。
結論:最終印と注目馬
この「ハイペース×高速馬場」という方程式から、狙うべき馬は自ずと見えてきます。
◎ ④ココナッツブラウン
今回の展開利を最も受けるのはこの馬でしょう。
優れた末脚を武器とする差し馬で、ハイペースはまさに大歓迎 。
休養を経て馬体が大きく成長し、前走の圧勝で本格化をアピールしました 。
札幌コースの勝利実績もあり、鞍上も差し馬を巧みに操る北村友一騎手へとスイッチ 。
全ての好条件が揃った今、直線一気の突き抜けに期待します。
○ ⑩アルジーヌ
G1ヴィクトリアマイル4着の実績はメンバー断然のNo.1 。
昨年のこのレースでも3着に入っており、コース適性も万全です。鞍上・川田将雅騎手とのコンビも鉄壁で、能力的には勝ち負け必至 。ただし、その評価はオッズに反映されており、絶対的な信頼と妙味のバランスをどう見るかが鍵となります。
▲ ⑭フィールシンパシー
穴党ならずとも注目したい、妙味あふれる一頭。
マイル戦で培ったスピードは、ハイペースの今回こそ真価を発揮します 。
調教の動きも抜群で、陣営がこの馬の「好走パターン」と語る「前走余裕残し→今回馬体減」に合致する可能性が高い点も見逃せません 。
馬体重の最終確認は必須ですが、大きな期待が持てる存在です。
△ ⑫アリスヴェリテ
展開を作る張本人。自らが作った厳しい流れに沈む可能性もありますが、ヴィクトリアマイル5着の粘りは伊達ではありません 。
成長著しい今なら、後続の追撃を振り切って粘り込むシーンも十分考えられます。
☆ ⑬クリスマスパレード
G2勝ちの実績は上位ですが、57kgのトップハンデとハイペースの展開が大きな壁となります 。
状態は絶好と伝えられており、地力でどこまでカバーできるか。鞍上の横山武史騎手のペース判断に注目です 。
最終的な判断は、明日のパドックでの気配や馬体重の増減を確認してからとなりますが、現時点での予想になります。
皆様の馬券的中を心よりお祈りしております!
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