アイビスサマーダッシュ(前日予想)

【アイビスSD 2025予想】

夏の新潟競馬を象徴する名物重賞、アイビスサマーダッシュ(GIII)。

JRA唯一の直線1000mコースを舞台に、韋駄天たちが繰り広げるスピード自慢は、瞬きすら許されない興奮の連続です。

今年も多士済々なスプリンターが集結しましたが、このレースを攻略する鍵は、いつの時代も変わらぬ「ある鉄則」に隠されています。

揺るがぬ原則「外枠有利」の力学

「アイビスSDは外枠を狙え」。競馬ファンの間ではもはや常識ですが、その有利性はデータにも明確に表れています。

馬場の傷みが少ない外側の芝を走れること、そして目標となる外ラチを頼りに真っ直ぐ走れること 。この2つの要因が、外枠の馬に絶大なアドバンテージを与えます。   

驚くべきは、この傾向が広く知られているにもかかわらず、8枠の単勝回収率が100%を超えているという事実です 。これは市場がまだ外枠の有利性を完全には織り込みきれていない証拠。

今年もこの「構造的有利性」を素直に信じることが、的中の最短ルートとなりそうです。 

展開の鍵を握る2頭

今年のペースを握るのは、間違いなく⑬テイエムスパーダでしょう 。7枠13番という絶好のポジションから、得意の先行策で外ラチ沿いの黄金ルートを確保し、レースを引っ張るはずです。  

一方、1番人気が予想される⑥ピューロマジックは、3枠6番という内枠が大きな足かせとなります 。鞍上のC.ルメール騎手(当レース初騎乗 )が、序盤で外へ持ち出すのか、内で我慢するのか、その判断がレース全体の流れを大きく左右します。動向次第では、馬群が内外に分断される可能性もあり、その混乱の外にいる大外枠の馬たちが漁夫の利を得る展開も十分に考えられます。   

結論:最終印と注目馬

以上の分析から、今年のアイビスサマーダッシュの印は以下のように結論付けました。

 

◎ ⑬テイエムスパーダ

全てがこの馬に向いています。前哨戦の韋駄天Sを圧勝し、状態は「昨年3着時以上」と陣営も太鼓判を押すほどの絶好調 。コース適性はメンバー随一で、理想的な枠からレースを支配すれば、まず崩れることはないでしょう。まさに不動の中心です。

 

○ ⑱モズメイメイ

昨年の覇者が、これ以上ない8枠18番の絶好枠を引き当てました 。近走は不振ですが、前走は直線で前が壁になる不運があり度外視可能 。この枠なら自分のリズムでレースを進められ、昨年の勝負根性が蘇れば連覇まで見えてきます。オッズ的な妙味も十分です。 

 

▲ ⑯カルロヴェローチェ

直線競馬は初挑戦ながら、秘めたるポテンシャルはG1級 。その未知の適性を補って余りあるのが、8枠16番という最高の枠順です。大外枠の恩恵を最大限に活かせれば、実績馬たちをまとめて飲み込むシーンがあっても驚けません。  

 

△ ⑨ニシノトキメキ

前走、同条件を54.6秒の好時計で快勝した上がり馬 。終いの脚も鋭く、重賞でも通用するだけの適性を示しました。鞍上の今村聖奈騎手の手腕にも期待がかかります。 

 

☆ ⑤クムシラコ 

調教評価は最高の「S」ランクで、状態面は文句なしのトップクラス 。しかし、3枠5番という内枠が最大の割引材料。馬群を捌く運と技が求められますが、もし内側の馬場が伸びるようなら、その絶好の仕上がりから一発の可能性を秘めています。

 

 

最終的な判断は、明日のパドックでの気配や馬体重の増減を確認してからとなりますが、現時点での予想になります。

皆様の馬券的中を心よりお祈りしております!

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